ぞうさん紹介

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結希

りり香が大好き

お誕生日： 2014/6/12

出生地：日本　当園生まれ

父：マック　母：ズゼ

特徴：すらりとした長い足

名前の意味：希望を結ぶ

Yuki’s Story

結希について

当園で3番目に生まれた「結希」は、神戸市立王子動物園で暮らす「ズゼ」の第4子。母ゾウにお乳をもらうことができなかった為、当園の「プーリー」が乳母となり、実子「りり香」と一緒に育てました。一緒に育った「りり香」が大好きな「結希」です。将来は、「りり香」や他の雌ゾウのお婿さん候補ナンバー1です。お父さんの「マック」に似てとても足が長くイケメンぞうさんです。

結希の誕生帰属変更の経緯結希のお家支援

Yuki’s Birthday

結希の誕生

誕生時の結希

誕生日時	2014/6/12 2:34
体重	142kg
体高	約106cm
鼻先〜頭	約110cm

Yuki Birth Document

結希誕生ドキュメント

クリックで拡大表示できます。

AboutYuki

結希について

2013年春、神戸市立王子動物園よりアジアゾウ「ズゼ」の出産、子育てを市原ぞうの国内にてサポートしてもらいたいと依頼されました。正直不安もありましたが、日本産まれのゾウを1頭でも多く誕生させたいという思いの方が強かったため、引き受けることにしました。ズゼは、妊娠15ヶ月の時2013年10月10日に市原ぞうの国に来園しました。

ズゼ（2013年10月15日撮影）

プーリー親子とズゼ（奥）

ズゼは、生後間もなく母ゾウと死別したためか、過去に第1子の子ゾウを死産し、無事出産をした第2子、第3子を育てる事はできませんでした。まだ生後1ヶ月だった子ゾウ「りり香」と母ゾウ「プーリー」親子の姿を見せて、育児や子ゾウに対する接し方をプーリーから学んでくれたら、もしかしたら育児をしてくれるかもしれないと考えました。最初は、こわごわとした様子でりり香を見ていたズゼでしたが、少しずつりり香を見る目が穏やかになっていきました。出産まで当園のゾウ達と一緒に穏やかな日々を過ごしました。

リーダー「ミッキー」とズゼ

ズゼの安産祈願

そして2014年6月12日に、体重142kg、体高106cm、体長110cmのとても大きな男の子を出産しました。男の子は「希望を結ぶ」との思いを込めて「結希」と名付けました。ズゼは第2子、第3子共に出産直後に赤ちゃんに攻撃的な行動をしていました。今回は、お鼻をのばし結希を優しくなでてくれる姿が見られましたが、残念ながら「結希」に母乳を飲ませる事はできませんでした。

誕生直後の結希

結希に鼻をのばすズゼ

ズゼの母乳を搾乳し哺乳瓶で飲ませても、量が足りません。『お腹すいたよ』『さみしいよ』と1日中さみしそうに鳴く結希のボーボーという声が今でも思い出されます。誕生して30時間後、その声に応えたのは、プーリーでした。生後9か月のりり香も結希を優しく受け入れてくれました。

プーリーと結希とりり香

飲み方を教えるりり香と結希

ズゼからの授乳ができなかった場合、プーリーの母乳を搾乳したものと粉ミルクとの混合栄養での飼育は考えていたのですが、まさかプーリーのおっぱいから直に飲ませられるとは思っていませんでした。 24時間体制でぞう使い2人がプーリーの育児をサポートしました。ゾウの赤ちゃんは、常に母ゾウや仲間のゾウ達と過ごします。母乳を飲みたいときにいつでも飲めて、安心できる環境が一番なのです。

2023年6月で9歳になった結希は繁殖可能な立派なオスゾウへと成長をしています。今の姿は乳母となったプーリーとりり香、仲間のゾウ達、そして、ぞう使い達のサポートがあったからです。
また、2022年「結希」の帰属は動物交換により正式に市原ぞうの国に変更して頂きました。神戸市立王子動物園の皆様にお礼を申し上げます。
これからも、結希が市原ぞうの国で安心して暮らしていけるように全力をつくさせて頂きます。またお父さんのマックと同じように大きくなるであろう結希のために、専用のゾウ舎を新たに建設させて頂いております。そして近い将来、当園生まれの４姉妹との間にかわいい赤ちゃんが誕生させることが、今の市原ぞうの国の夢です。

2023年7月
市原ぞうの国　園長坂本小百合

市原ぞうの国と神戸市立王子動物園におけるアジアゾウ
「ズゼ」および「結希」の飼育管理についての契約の経緯

2013年9月1日～
母ゾウ「ズゼ」飼育管理、及び馴致移送委託契約（委託料500,000円/月）
　※10月10日「ズゼ」市原ぞうの国に来園

2014年4月1日～
母ゾウ「ズゼ」飼育管理委託契約（委託料514,285円/月）
　※誕生した子ゾウの飼育費を含む
　※6月12日「結希」誕生
　※12月2日「ズゼ」神戸市立王子動物園へ帰園

2014年12月1日～
「結希」飼育管理委託契約（委託料1,036,800円/月）

2016年4月1日～
「結希」飼育管理委託契約（委託料514,285円/月）

2017年4月1日～2022年3月31日
飼育動物貸借契約（無償）
※この期間で当園が負担した飼育費は、約六千万円となりました。
2017年4月以降の「結希」の哺育飼育については、神戸市において飼育委託費用を捻出できないとの話になった。しかし幼齢で代理母である「プーリー」のいる群れから引き離すことは、命を落とす危険もあったため、「結希」の体調や精神面を考慮し市原ぞうの国にて哺育飼育することが望ましいと判断した。
契約形態は、神戸市立王子動物園の提案を受け入れる形で、2017年4月から、繁殖を目的とする動物貸借契約（ブリーディングローン契約）に変更した。
一般的に繁殖を目的とする動物貸借契約は、成熟した動物個体で行うものであるが、結希を無事に成長させたい一心で当園には大変な金銭負担ではあったが、やむを得ず神戸市立王子動物園の申し出通りの動物飼育貸借契約をすることになった。その後現在までの5年間、毎年更新を続けながら、市原ぞうの国が全て負担し無償にて飼育管理してきた。

「結希」帰属変更に至った経緯

「結希」の体格が大きく成長し、他園への搬出が困難になり始めている為、オスゾウ専用獣舎建設費用の負担及び今後の飼育費用の負担について、2021年4月より当園から神戸市立王子動物園に協議を申し入れた。
神戸市立王子動物園は当初、他園への転出を打診されたが「結希」の精神面を第一に考え話し合いを続けた。
その結果2022年4月に、国内アジアゾウの繁殖と保全に寄与するため、動物交換をするとの結論に至った。また将来、当園で生まれたオスゾウを神戸市立王子動物園に無償にて贈与する事を約束した。

今後の課題

今後、結希は当園生まれのゾウ4姉妹（ゆめ花、りり香、もも夏、ら夢）との交配を考えています。また、結希の成長を考慮し2025年頃までには結希専用のゾウ舎を新設致します。
絶滅に瀕しているアジアゾウが1頭でも多く成長していけるように、結希の成長をしっかりと見守らせて頂きます。

結希のお家をみんなで作るゾウ！

目的

結希の為に、ゾウ舎を新築させて頂きます。自然界では、オスゾウは単独で暮らす事が多いです。ゆめ花達の父ゾウ「テリー」も単独で暮らしている事で、かわいい4姉妹の父ゾウになりました。結希も将来4姉妹との間に子ゾウを誕生させるためには、普段から単独で暮らす事が望ましいです。

テリーよりも、おそらく体が大きく成長する結希の為に立派なお家を皆様と一緒に作らせて頂きたく建設支援付きの商品を作らせて頂きました。ご協力よろしくお願い致します。

資金の使い道

結希のためのゾウ舎
完成イメージ図はこちらをクリック

スケジュール

2022年06月12日　支援活動開始
2022年　夏　設計図作成
2022年　秋　工事スタート
2024年　結希専用ゾウ舎完成

Crowdfunding

ご支援者様ホームページお名前掲載

ご支援者様のお名前掲載ページはこちら

Crowdfunding

最終日前日ライブ配信

Yuki’s Family

結希の家族

パパ：マック

生年月日：1992年6月13日

出生国：スイス

来園年：1995年　王子動物園来園

体高3.5m 体重5tと国内最大級のアジアゾウです。1995年、多くの人に見送られスイスを出発し、王子動物園へ来園しました。 2014年6月12日に「結希」のお父さんになりました。

ママ：ズゼ

生年月日：1990年4月5日

出生国：ラトビア共和国

来園年：1996年　王子動物園来園

ラトビア共和国リガ市で生まれ、平成8年の親善交流の一環として、震災に傷ついた神戸の子供たちを勇気づけるため、リガ市より神戸市に贈られました。2013年10月、出産子育ての為に市原ぞうの国へ来園。2014年6月12日、「結希」のお母さんになりました。2014年12月2日、神戸市立王子動物園に戻りました。