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TOP 私たちの取り組み
この研究会は、日本で暮らすゾウ達が少しでも楽しく良い環境で暮らせる事、多くの方がゾウに関心を寄せて、ゾウを好きになってくださる事を目標とするものです。
当園は、ゾウの知られざる身体能力・知的能力・感情・社会性などを検証し、ゾウの心身の健康管理および治療・飼育展示方法・飼育環境・馴致訓練等について研究していきます。
そして、この研究会の活動の一環として、来園された方を対象に「ぞうを学ぶ勉強会」を開催させて頂きます。
また、この研究会は、動物園及び研究者に研究及び情報共有の場を提供していきます。 (設立:2022年6月)
【研究により目指す方向】
・ゾウの健康管理、治療方法の向上
・ゾウの繁殖の向上
・ゾウの身体機能能力の解析
・ゾウの知的能力の解明
・ゾウの生活の満足度の向上
・ゾウ同士のコミュニケーション解析
・ゾウと人とのコミュニケーション解析
・飼育施設の環境整備のあり方
・お客様の満足度・ゾウへの理解度の向上
・各施設、研究者との情報共有
・海外の施設および研究
回 | 日程 | 出演 ぞうさん | テーマ 講師 |
---|---|---|---|
1 | 1月26日(金) 11:00~ | ゆめ花・ りり香 | 「ぞうさんの食事」 島田 明美 |
2 | 2月23日(金) 13:45~ | - | 「当園におけるぞうさんの飼育方法」 ※雨天のためパオパオにて開催 坂本 小百合 園長・佐々木 麻衣 副園長 |
3 | 3月15日(金) 13:45~ | もも夏・ ミッキー | 「昔ながらのぞうさんの身長の測り方」 坂本 小百合 園長 |
4 | 4月5日(金) 13:45~ | 8頭 | 「ぞうさんの身体について」 川上獣医師 |
5 | 5月17日(金) 13:30~ | 結希 | 「オスゾウについて」 坂本 小百合 園長 |
6 | 6月7日(金) 13:45~ | ゆめ花 | 「ぞうさんが文字を書くコツ」 佐々木 麻衣 副園長 |
7 | 7月27日(金) 13:45~ | 7頭 | 「ぞうさんの鼻について」 坂本 小百合 園長 |
8 | 8月12日(金) 13:45~ | 8頭 | 世界ぞうの日「ぞうさんの牙について」 坂本 小百合 園長 |
9 | 9月27日(金) 13:45~ | - | 雨天のため開催中止 |
10 | 10月18日(金) 13:45~ | - | 「ぞうさんのうんち」 佐々木 麻衣 副園長 |
11 | 11月15日(金) 13:45~ | 未定 | 未定 |
※天候等により開催予定が変更となる場合があります。
■2022年のゾウを学ぶ勉強会の開催内容はこちら
■2023年のゾウを学ぶ勉強会の開催内容はこちら
日本の動物園でゾウが飼育されてから140年ほどの歴史があります。その中でアジアゾウの出産成功例は14例あり、現在生育しているのは9頭です。そのうちの5頭が当園で成長しています。(2021年3月現在)
日本の動物園においてゾウが出産をした際、仲間のゾウの子育てを見た経験のないゾウは、不安などから子育てを放棄することが多く、母ゾウから母乳をもらうことができない場合、発育が難しい動物といわれています。
当園ではゾウが多頭飼育され、自然に暮らすゾウの群れと近い状態が再現されています。日本で初めての自然哺育に成功し、また母親ではないメスゾウが乳母となる、世界的にみても稀なケースでも、ゾウたちは立派に育っています。
ゾウが成長するにあたり、10歳までが最も気を遣う期間です。市原ぞうの国では、1年1年無事な成長を祝って当園生まれのぞうさんたちのお誕生日イベントを開催しています。
当園生まれのぞうさんたちがまた1年無事に過ごせますようにとの願掛けでオリジナルのぬいぐるみを制作しています。毎年バージョンを変えて、ぞうさんたちの個性が活きるデザインにしています。お客様からもご好評いただいています。
ゆめ花ぬいぐるみ
もも夏1歳記念ぬいぐるみ
結希6歳記念ぬいぐるみ
園内の「ぞうさんのものしり館」では、日本国内におけるゾウの飼育状況や生態を紹介し、ゾウに関する知識の普及活動を積極的に行っています。ゾウを家族として迎えるというのが当園の特徴でもあります。そういった活動から、閉園する動物園やサーカスからゾウを引き取って欲しいという依頼や、自然繁殖もあり、気づいたら飼育頭数が国内最多になったという背景があります。
ゾウとの信頼関係が 築ける“ゾウ使い”をタイ王国から招聘し、ゾウが安心して暮らせる環境にしています。ゾウは動物園の飼育下で繁殖、成長が難しいとされていますが、当園では2007年より5頭のゾウ達がすくすくと成長をしています。
ゾウは頭がよく感情豊かな動物です。飼育環境が成長や繁殖に影響するとも言われています。リニューアル工事に伴い、新たにゾウの水遊び場「エレファントスプラッシュ」を作りました。子ゾウや大人のゾウ達のリフレッシュの場が生まれ、ゾウの生育と繁殖につなげていけると考えています。
2020年6月荒川区で保護された野生鹿「ケープ」を引き取り、安心して仲間と暮らせる「ケープの森」をつくるプロジェクトを立ち上げました。野生育ちのケープの性格に配慮し、見え隠れできる安心感を確保しながら、人とも触れあえる住処が必要だと考えたためです。
ゾウの水遊び場「エレファントスプラッシュ」建設、「ケープの森」建設には、クラウドファンディングを行い多くの方のご参加いただきました。たくさんのご支援ありがとうございました。
エレファントスプラッシュ
保護された野生鹿「ケープ」
2021年3月23日~9月30日の期間、当園の入園料の一部を当園と関係が深く新型コロナウイルス感染拡大により困窮しているタイの団体に寄付をしました。タイにおけるゾウの環境整備に協力させていただきます。今回の寄付は、長きにわたってゾウとともに暮らしてきたタイ東北部のスリン県タクラーン村に暮らすゾウとゾウ使いの支援に使わせていただくほか、当園のゾウをはじめ世界中のゾウの暮らしの向上に尽力されているタイのゾウ専門獣医プリーチャー氏へ寄付させて頂きました。
2022年3月9日から6月30日まで、ロシア侵攻に伴い困窮するウクライナの子供達と動物達のために支援活動を行いました。
園内に設置した募金箱、皆様から現金書留等でお送り頂いた募金、ならびにぞうさんの描いた絵の売上金の一部を募金させて頂きました。
第1回 2022年 3月 9日~31日
・セーブ・ザ・チルドレン「ウクライナ危機 緊急子供支援」へ¥485,294
https://www.savechildren.or.jp/lp/ukrainecrisis/
・ヨーロッパ・動物園・水族館協会「ウクライナ・動物園・水族館支援」へ¥485,294
https://www.eaza.net/emergency-appeal-for-ukrainian-zoos/
第2回2022年4月1日~5月10日
・ヨーロッパ・動物園・水族館協会「ウクライナ・動物園・水族館支援」へ¥372,050
第3回2022年5月11日~6月30日
・ヨーロッパ・動物園・水族館協会「ウクライナ・動物園・水族館支援」へ¥267,710
人も動物も安心して暮らせる日が、どうか1日でも早く訪れるよう祈っております。ご協力いただき誠にありがとうございました。
「勝浦ぞうの楽園」にてNPO法人災害救助犬ネットワークによる災害救助犬の訓練施設を予定しています。関東では初の試みとなります。